デジタルマネーライブラリー

このスマート社会において情報は、場所やモノに縛られない状況を実現しはじめています。そんな情報にこれからは価値あるインターネット「IoV」(Internet of Value)が求められると考えています。本ブログでは、そんな「IoV」に影響する仮想通貨について色々な観点から紹介します。

仮想通貨×MaaSを考える 〜MaaSとは〜

電車やバス、飛行機など複数の交通手段を乗り継いで移動する際、それらを跨いだ移動ルートは検索可能となりました。

 

しかし、予約や運賃の支払いは、各事業者に対して個別に行う必要があります。自身のスマートフォンから検索~予約~支払を一度に行えるようになれば、ユーザーの利便性を大幅に高め、移動の効率化により都市部での交通渋滞や地方での交通弱者などの問題の解決に役立てようとする考え方をベースとしたサービスを「MaaS」と言います。


で、MaaSの実現には、スマートフォンやデジタルインフラの整備のほか、鉄道やバスの運行情報、タクシーの位置情報、道路の交通情報などの移動・交通に関する大規模なデータをオープン化し連携することが必要となります。

 

ユーザーの経路検索・改札通過等の移動履歴や支払い情報などのパーソナルデータの活用、ドライバー不足を補うための自動運転車、効率的な移動手段を分析、提案、改善するためのAIの活用など、いま急激に発展しつつある各種の技術が交差するサービスといえます。

 

もちろん情報の統合だけでなく、それらの一元的な活動をするべく、決済のあり方も一緒に考える必要があります。キャッシュレスで進むのか、現金の代わりに仮想通貨を用いるのかなど、この10-20年先の未来どういったように決済と交通が交わるのか楽しみです。