デジタルマネーライブラリー

このスマート社会において情報は、場所やモノに縛られない状況を実現しはじめています。そんな情報にこれからは価値あるインターネット「IoV」(Internet of Value)が求められると考えています。本ブログでは、そんな「IoV」に影響する仮想通貨について色々な観点から紹介します。

安心してビットコインなどの仮想通貨を売買できる取引所を選ぶ

ビットコイン取引の場所選定で重要なのは取引所の管理体制と経営状態
たくさんある取引所の中から、どこを選べばいいか?重要なのは、管理体制と経営状態です。

取引所が保有している仮想通貨を、コールドウォレットで管理してハッキングのリスクを回避するなど、セキュリティ体制が整っているか。

内部の人間が犯行に走らないよう対策がとられているか。

もしも取引所がつぶれた場合には、預けたお金がなくなってしまう可能性もある。健全で万全な経営状態にある会社かどうかも重要なポイントです。

ただ、経営状態については確認するのは難しいです。取引所の運営母体が上場企業であれば、3カ月ごとに公表される決算資料で財務状況をを確認することができます。財務基盤が弱い取引所では、投資家から預かった資金を運営資金に使っていたりするケースもあるようです。決算資料が公表されていない場合は確認が難しいのが現状ですが、口コミ情報もチェックしてみましょう。


流動性も要チェック
流動性も取引所によって異なります。
ビットコインや株式の売買では、売りたい人がいないと買えませんし、買いたい人がいないと売れません。流動性とは、買いたいときに買える、売りたいときに売れる、取引高が多いほど流動性は高く安心です。取引高は公表されていますが、取引所の運営会社の資金で売買する自己取引により取引高が多くなっている取引所もあるので注意が必要です。


したい取引ができるか、使いやすさは?
取引所によっては取り扱い通貨がビットコインに限らずさまざまな仮想通貨を取扱えれます。
ビットコインとイーサリアムは多くの取引所で買えますが、それ以外のアルトコインを買いたい場合は、取扱いのある取引所が選択肢になります。ただし、マイナーな通貨は流動性も低いですし、安全性が低い可能性もあります。
レバレッジの倍率も取引所によって異なりますので、レバレッジで選ぶという方法もあります。
ユーザビリティも大事です。画面が見やすいか、操作がしやすいかなどは人によって好みや感覚が異なりますから、ウェブサイトをチェックしてみるといいでしょう。
取引の方法などについてわからないことがあった場合には、カスタマーセンターがある取引所を利用すると安心です。


ビットコインの口座を開いて、ビットコインをまず買ってみよう

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ビットコインの取引所を選んだら、口座を開設します。

取引所のホームページにある口座開設申し込みフォームに必要事項を入力し、取引所からは受付完了のメールが届きます。

所定の審査が済むと、運転免許証やパスポートなど、本人確認書類の提示を求めるメールが届きますから、必要なものをインターネットでアップロードします。取引所から口座開設完了のお知らせと、口座番号やログインパスワードが届きます。

ビットコインを買うには、あらかじめ資金を取引所に入金しておく必要があり、銀行などから、取引所の自身の口座に振り込みます。その際の振込手数料は自己負担になります。入金が済み、取引所の口座で入金が確認されると、すぐに取引をはじめられます。

取引単位は取引所によって異なりますが、0.0001BTC程度、つまり数円単位で売買できます。24時間365日、取引可能です。

売買の手数料は、取引所によって異なります。売買額の0.2%など、料率で定めている取引所と、手数料無料としている取引所があります。手数料無料の取引所では、買値と売値の価格差がコストになります。

ビットコインでは証拠金取引もできますが、証拠金取引をする場合、口座とは別に、「証拠金取引口座」を開く必要があります。証拠金取引は、通常の売買よりリスクが高いため、資産や年齢に制限を設けている場合があります。また、証拠金取引をする場合は別途費用がかかることもあります。

ビットコインを財布にいれる?どういう意味?

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ビットコインは1対1で取引する仮想通貨であるため、銀行のような仲介者がいません。

そのため、ビットコインを保管したり、他人に送金するときにはウォレットをあらかじめ作成しておく必要があります。ウォレットとは、和訳すると財布です。ビットコインは電子データである。タイトルにも書いた財布にいれるとはどういう意味なのか。

それは、専用のビットコイン財布(以下、ウォレット)に残高を記録する形で管理することをあらわしている。ウォレットにはパスワードを設定し、自分のみ利用できる形で管理することになる。要は、普段みなさんがもっている財布に中身が紙幣や硬貨が入るのではなく、電子データが入っていると思えばいいのです。

 

 具体的にウォレットってどんなものがあるの?

ウォレットは普通の4つのタイプに分類されます。

-スマホやPCで持つウォレット
-ウェブ経由で第三者機関に持ってもらうウォレット
-ハードウェア(=専用機)ウォレット
-ペーパーウォレット

 

スマホやPCで持つウォレットってどんなもの?

パソコンやスマホにアプリをダウンロードして使うウォレットのことです。

クライアントウォレット、ソフトウェアウォレットとも呼ばれます。 ローカル環境で管理できるウォレットなので、オフライン環境のPCに保管することができ、WEBウォレットよりも、外部と切り離してセキュリティを確保することが可能です。 自身の裁量でバックアップやセキュリティ設定を管理できるところがメリットでもありデメリットでもあります。 最近では、PCだけでなく、モバイル端末にインストールする「モバイルウォレット」も存在します。

 

ウェブ経由で第三者機関に持ってもらうウォレット

インターネット上でウォレットサービスを提供しているサイトを利用する方法です。オンラインウォレットとも呼ばれます。 簡単に利用できて便利ですが、基本的にセキュリティ面はサイト管理者に一任されるため、信用できるサイトを選ぶ必要があります。WEBウォレットのメリットは、口座開設・設定が簡単でどのコンピュータからもアクセスが可能です。反対にWEBウォレットのデメリットはセキュリティ面は利用しているウォレットサイトに依存し、つねにインターネット上に存在するため、ハッキングによって盗難される可能性があります。


ハードウェア(=専用機)ウォレット

原理としては、USBでPC内のデータを保存するのと同じことです。PC内のデータにケーブルをつないでデータを転送、その後USB上にデータを保管することができます。そのUSBはオンライン上のPCにつながってないのであれば、ネットに繋がっていない状態で保管することができるため、ハッカーに狙われる可能性も低く高い資産保管方法といえます。ただハードウェアウォレットが故障した場合にビットコインを取り出せなくこともあるので注意が必要です。


ペーパーウォレット

現金と同じで、一般的に印刷して紙で保管することをさします。方法が原始的なので扱いやすさがオンライン上に比べて劣りますが、セキュリティの面では安心感があります。 

ペーパーウォレットの特徴として:

-仮想通貨の保管では一番セキュリティーが高いと言われている。
-ペーパーウォレットの紛失、盗難、火災などに気をつける必要がある。
-長期保存に関しては経年劣化による文字が消える等の防止対策が必要である。

 

大切な資産(=ビットコイン)を預ける大切な場所であるウォレット

どのウォレットも一長一短があるものになるため、利用する際は各ウォレットの特徴を把握する必要です。ウォレットはビットコインという資産を預ける大切な場所になります。ですので、使用にあたってはしっかりとセキュリティーの知識を持った上で取引をしましょう。はじめてビットコイン等の資金のやり取りを行う場合は「まずは少額」から試してみて成功するのかを確認することが重要です。