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昔のお金の価値ってどうなの?銭形平次からみる

 

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いわずもしれた、神田明神を縄張りとした岡っ引「銭形平次」はあんなに銭をなげてて大丈夫だろうか?
 
寛永通宝を投げつけ、悪者を懲らしめる日本の代表的時代劇です。
 
そんな平次が、投げつける寛永通宝って、いまでいう硬貨になるんですが、どれくらいの価値があったのでしょうか。
 
ちょっと面白そうなので調べてみました。
 
まずは平次の時代背景です。
 
作品の舞台が江戸時代のいつ頃かははっきりしない。原作の最初の頃は寛永期(1624年 - 1645年、江戸初期)を舞台にしていたが、第30話から文化文政期(1804年 - 1830年、江戸後期)に移っている。 
で、次に寛永通宝についてですが、江戸時代の代表的銭貨。1636年(寛永13)以後幕末まで、幕府の許可を得て江戸橋場ほか全国各所に設けられた銭座 (ぜにざ)、あるいは金座・銀座の下で、鋳造された銅・鉄・真鍮銭で、一文銭と四文銭があった。
 
鋳造期間が長く、鋳造所が各地に置かれたため種類は数百種に及んでいる。中世以来江戸初期までは、永楽銭をはじめとする中国渡来の銭貨と新鋳銭が大量に通用していたが、質の高下により銭価の高低があったため、撰銭が行われていた。しかし、寛永通宝が鋳造され、永楽銭に対する比価4分の1の京銭 と同様に金1両につき銭4貫文の割で使用が命ぜられ、とくに1668年以降大量に鋳出されたことによって、銭貨が流通した。
 
で、そんなながい江戸時代の貨幣価値なんですが、1両が平均6.6万円といわれております。江戸初期は10万円、江戸後期は5万円と価値が半値になってるんですね。
 
で、銭は4千文で1両だったようです。
 
1文は16.5円程度だったのですね。
 
平次は4文銭を投げていたので、1回につき約70円の硬貨を投げていたんですね。
 
今でいうと、警察官が、犯人捕まえるのの50円玉投げて確保する感じ。そう考えると笑えますね。
 
落語の時そばでは、1杯が16文って言われてたみたいだから結構価値はないのかなとも考えられます。